日本の屋根を有する信濃(長野県)を巡って、
周りの戦国大名たちが
領土拡張のチャンスとばかりに、
攻め込んできました。

上杉景勝徳川家康

そして、今回の主役、北条親子

特に、五代目の当主として、北条氏直について
シェアできたらと、思います。

それでは、いきましょう!

小見出し

【まだ全権を握っていない半人前の状態】

前回のドラマの中で、信繁(堺雅人)が、
海津城城代の春日信達(前川泰之)

上杉から北条へ寝返らせるよう調略をするさいに、
『北条氏直は、あの武田信玄公の孫ですぞ』と言って
春日信達の気持ちを動揺(どうよう)させて、
いたように

北条氏直の母は、武田信玄公の娘、黄梅院
永禄5年(1562)、

父、北条氏政(高島政伸)の次男として生まれています。

お兄さんがいましたが、早くに死去。

そのため、氏直が5代目の当主として
家督を継いでいます。

家督を継いだのは、天正8年(1580)。
北条氏直19歳の時になります。

そして、
天正10年(1582)本能寺の変、勃発時は、
21歳の若武者です。

ある意味、怖いものしらずで、ドラマのようなすごく勢いが
ある感じだったのかも、しれませんね。

まだ、家督を継いだとはいえ、実権は、父北条氏政が握っている
状態で、あくまで半人前状態。

しかし、父の北条氏政も、
その父北条氏康から家督を譲られたのは、
永禄2年(1559)。

それから、氏康が亡くなる、元亀2年(1571)までは、
北条氏康・氏政の両頭体制で、領国を支配。

実質的には、三代目の北条氏康が実権を握っており
あとを継いだ四代目の北条氏政も、

家督を北条氏直に譲ったとはいえ、
実質的には、氏政が握っており、

まだまだ、
氏直が一本立ちするのは、のちのちである。

この、本能寺の変が勃発した、天正10年(1582)から

8年後の天正18年には、豊臣秀吉による小田原征伐が起こり
結局は、北条氏直は、5代目として
活躍するまえに、最後を迎えることになります。

また、北条一族に関する詳しいことは、機会があれば、
書きたいと思いますので、
今回はこの辺で終わりたいと思います。

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余話として、この北条氏直の母、黄梅院は、
今川氏(駿河)・武田氏(甲斐)・北条氏(相模)の三国同盟のために

天文23年(1554)、わずか12歳で、
三代目北条氏康の嫡男・氏政のもとに
嫁いできました。

このときの輿入れ(こしいれ)行列は、10000人もの供の者
が付き従い、たいへん豪華だったそうです。

その後、
この三国は平穏な日々が続きました。

そして、北条氏政と黄梅院の夫婦仲も
たいへんよかったそうです。

がしかし、平和な日々はそう長く続かず、
永禄3年(1560)の桶狭間の戦いで、

三国の一つ駿河の今川義元が織田信長に討たれると
情勢はにわかに、風雲急を告げだします。

当主を突然、失った今川氏は、急速に衰えていきます。

そして、三国同盟の均衡を
やぶったのは、甲斐の武田信玄でした。

永禄11年(1568)、黄梅院の父・武田信玄は駿河に侵攻を開始。

この駿河攻めに関しては、武田家もかなり内紛が起こっており、
とくに武田信玄の嫡男・義信は、
今川義元の娘を正室に迎えており奥さんの実家である
今川氏の領国を攻めることに猛反対。

駿河侵攻の前年に義信は東光寺で自害している。

この駿河侵攻がきっかけで、三国同盟は破たん。

相模の北条氏康も信玄の駿河攻めに激怒し、

ただちに氏政の正室・黄梅院を甲斐に送り返しています。
このとき、
北条氏政は、最後まで黄梅院との離縁を渋ったそうです。

本当に仲がよかったんですね。

そして、甲斐に送りかえされた黄梅院は相当なショックだったとみえて、
その翌年の永禄12年(1569)6月17日、27歳の若さで死去。

そののち、氏政の父・北条氏康が病で亡くなると、
氏政は、信玄と再び同盟を結び、黄梅院の遺骨をもらい受け、

早雲寺(歴代の北条氏が眠る)に手厚く葬ったそうです(悲)

それにしても、武田信玄は戦国武将として
最強という名を得ていますが、

意外と
身内に冷酷な面がうかがわれ、
結局は武田家も次の勝頼の代で滅ぶのですが、
これも、戦国時代の厳しさなんでしょうか。
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【細田善彦さんが熱演。】

この、北条氏直を熱演されているのが、
細田善彦(ほそだよしひこ)さん。

細田さんは、1988年3月4日生まれの現在27歳。

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過去のテレビドラマでは、
『ライフ』・『あんどーなつ』に出演。

正直、もうしあげますと、あまり顔をみただけでは、
すぐに、思いだせないですね。
ごめんなさいm(__)m

以前の細田さんのインタビュー記事で、
『ひとつの仕事が始まると集中して遊びにでかけない』
おっしゃていました。

すごくまじめに、仕事に取りくんでらっしゃる細田さんですが
息抜きは、買い物だそうで、

一つの作品が
終わると、どばっと大量に買い物をされるそうです(笑)

買い物っていいですよね。
自分なんかも、お財布にある紙幣が、
いつの間にか
なくなっています。

でも、それでストレスを発散できるんだったら
十分お金を使う意味があると思うし

貯金ばかりしていると、たまに
何のために、働いているのかわからなくなる時が
あるので、

たまには、

自分へのご褒美として、買い物をするのはアリだと思います。
散財は、よくないですけどね(笑)。

細田善彦さんは、今回大河2回目の出演ということで
たいへん、気合が入っているのが、

演技からも
伝わってきます。

若手演技派俳優として
ますます活躍されると思いますので
目が離せないですね。

ではでは。

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春日信達を調略する信繁

 

 

 

 

 

第8話目の『調略』では、武田四天王のひとり、高坂昌信(こうさかまさのぶ)

のあとを継いだ春日信達(かすがのぶたつ)が、まさかの最後を迎えるの

ですが、実は、意外な過去がありました。

詳しくはこちら

真田丸の第8回目のあらすじで、春日信達なる人物とは?

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女優のイラスト

 

 

 

 

 

信繁を巡っての争い、

梅(黒木華)ときり(長澤まさみ)に

決着をつけた意外な人物とは!?

詳しくはこちら

真田丸では、正室の竹林院のキャストはないのか?