真田丸では、いよいよ豊臣秀吉(小日向文世)
その部下の石田三成(山本耕史)が登場。

豪華のキャスト陣が次から次へと出てきて、
ますます盛り上がる
真田丸。

その真田家にとって好敵手であった
徳川家康(内野聖陽)。

今作品では、今までにない
人間味あふれる家康、

例えば、隣国の豊臣秀吉や北条氏政親子から
攻められるのでは、ないかと
自身の爪を噛みながら

うろたえる姿など
のちの天下人らしくない
描きかたに、意外とこんな感じだったのかも
と斬新(ざんしん)な脚本に
驚いています。

そして、その徳川家の2代目として
活躍するのが、徳川秀忠。

ですが、戦国武将としては
いまひとつと思われがちな秀忠ですが

2代目として徳川幕府の基盤を着実に
整備した努力の人、秀忠を
星野源さんが演じることに……。

また、今までにない
徳川秀忠像になること間違いなし!!

それでは、今回は真田丸の隠れテーマでもある
二代目の象徴ともいえる
徳川秀忠をシェアしていきたいと思います。

それでは、いきましょう!

小見出し

【地味で才能がないといいつつも】

さきほど、徳川秀忠役が決定した
星野源さん。

失礼ながら、私は完全にノーマークの人物で
まったく知らなかったのですが

調べるとたいへん才能あふれる方でビックリ!

1981年1月28日生まれで現在35歳。
埼玉県の蕨(わらび)市出身だそうです。

以下に蕨市の位置を掲載
埼玉県蕨市の位置

本人がおっしゃるには、周りに何もないところ
あるのは、住宅と赤ちょうちん(いわゆる居酒屋)しか
ないようなところで、とても田舎だと

おっしゃっていますが
地図でみれば、大都会・東京の近郊で
とても、田舎とは言えない場所だと思うのですが

すでに中学1年生の時から、演劇活動と音楽活動を
同時並行でスタート。

2000年に自身が中心となる
インストゥルメンタルバンド『SAKEROCK』を結成。

去年12月に出された
アルバム『YELLOW DANCER 』は大ヒット!!

オリコンウィークリーアルバムチャートで1位を獲得

去年の年末には、『第66回NHK紅白歌合戦』にも初出場。

最近では約2年ぶりとなる全国ツアー『YELLOW VOYAGE』を開催。

ちなみに、紅白で歌われた『SUN』はこちら
『SUN』星野源

『心がポキッとね』というフジテレビのドラマの主題歌
でもあるそうです。

とてもウキウキするような曲で、とても癒されますね。

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そして、演劇活動のほうはといいますと
映画『箱入り息子の恋』【2013 主演】

『地獄でなぜ悪い』【2013 主題歌】

以上の作品に出て
2014年3月7日に発表された

第37回日本アカデミー賞にて
新人俳優賞を受賞されておられます。

俳優としても申し分ない実績を出されてて
これだけでも、凄いのに
本も何冊か書かれています。

さらにさらに
エッセイストとして
ダ・ヴィンチでエッセイ「いのちの車窓から」、
テレビブロスで細野晴臣との対談「地平線の相談」が連載中。

ここまでの活動を見てきて
とても、才能がないどころか
才能あふれるマルチタレントそのもので
凄すぎの一言につきます。

そんな星野源さんが
初の大河ドラマ出演が決まった今の心境について

『数々の先輩方が演じてこられた徳川秀忠(とくがわひでただ)を演じられるという
こと。三谷さんから直々にご指名を頂けたこと。

本当に飛び上がるほどうれしく、今から楽しみで仕方ありません。
初めての大河ドラマ出演、何卒(なにとぞ)よろしくお願いします』

と、コメントを寄せてらっしゃいます。

本当に楽しみですね(笑)

【徳川秀忠の初陣は、本当に負け戦だったのでしょうか?】

徳川秀忠は、いったいどのような人物であったのでしょうか?

秀忠と言えば、関ケ原の戦いのとき
別働隊の3万8千の大軍勢を
家康とは、別ルート(中山道)を通って
進軍中、信濃の上田城攻略に手間取って

肝心の関ケ原の戦いに間に合わなかったとして
徳川家康から、たいへん激怒されたと言われた失態

ばかりが強調されていますが、

はたして、そうなのでしょうか?

詳しくみていきますと
下野国宇都宮を出陣した徳川秀忠。

8月28日松井田に到着。
    ↓
9月1日信濃軽井沢に到着。
    ↓
9月2日小諸城に到着しています。

そして、上田城を目指して進軍を開始したのが
9月4日。

小諸で過ごした2日間は、真田親子を攻撃するかそれとも降伏勧告するかで
軍議をしていたが、攻撃の為、進軍開始。
【一説には、軍資金を使い果たしたために
軍監の本多正信が江戸へ急行して、
金の工面をしていたとの説もあり】

9月6日上田城近くに布陣。

実は、小諸に徳川軍が到着と同時に、
昌幸のほうから、長男・信之を通じて
助命嘆願を願いでています。
【徳川軍には、真田の長男・真田信之(大泉洋)が一緒に従軍していました】

ところが、4日の日、突然、真田昌幸(草刈正雄)は、態度を豹変し
戦支度が整ったので、いつでもどうぞという態度に変わり

徳川秀忠は、激怒。

すぐさま、上田城目指して進軍開始。

6日に到着し、まず、上田城の支城でもある
砥石城を攻めるために、同じ真田一族でもある
真田信繁(堺雅人)の兄、真田信之(大泉洋)が攻めかかってきました。

この砥石城を守っていた
弟の信繁は、兄と戦うことを避けるために
戦わずして、城をすて
上田城へ退却。

徳川方は、真田信之の徳川方への忠誠心を試すために
わざと、兄・弟が互いにぶつかるように仕向けたと
思われます。

ですが、これは、真田昌幸の思惑どうりの展開だった
とも言われていて、上田城の出城でもある
砥石城に信繁がいれば、

必ず、信之が派遣されるに違いないと
そして、戦わずして、退却をすることで
真田家同士の戦いを避けたと言われています。

先を見越した昌幸の作戦術だとしたら、
恐ろしいですね。

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砥石城を難なく抑えた徳川方は
いよいよ、上田城へ攻めかかります。

まず、秀忠は、南を除く三方に軍勢を展開し
刈田(かりた)を実行。

刈田とは、田の稲を刈り取ってしまう行為
でこれをすることによって、領民に打撃を与えることができます。

この刈田をすることによって
真田兵を城からおびき出そうとした秀忠。

昌幸はこの誘いを百も承知で、
逆にこの誘いをうまく利用して
わざと城からでて刈田をさせまいと妨害するふりを
させ、徳川軍が攻めかかろうとしたその時、

伏兵が突如、徳川方の背後から起こり
大混乱。

しかし、
どうしたものか、真田方は三の丸の守備を
放り出して、二の丸へ引き上げていきます。

これを見た大軍の徳川方は、
一斉に二の丸大手門に殺到。

頃合いは良しと見た、昌幸は城内から
鉄砲や矢の雨を降らせ、大反撃。

後方から大軍がどんどん押し寄せたため
引くに引けず、もたもたしているところへ

信繁率いる伏兵部隊が
秀忠の背後をついたため、大混乱。

徳川方は、『裏崩れ』と呼ばれるほどに
死傷者を増やすばかり。

大混乱になった徳川方は、とにかく東方の神川を渡河して
小諸城へ退却を目指しましたが、この時期、神川は大雨によって
増水していて、川を渡ろうとして多くの兵が川に呑まれてしまいました。

秀忠は、真田の思いがけない手ごわさに
一旦、小諸城に戻って態勢を立て直しを図ります。

そこへ、9月9日
8月29日付の家康からの書状が秀忠のもとへ届きます。

そこには、
『家康が急遽、江戸を発(た)って
東海道を西上するから秀忠も中山道を西に進め』

と記されていました。

態勢を立て直し、もう一度上田城攻めを考えていた秀忠でしたが
家康の命令どうり、関ケ原目指して、進軍。

手紙の日付からしたら、
秀忠に知らせが届くのが遅かったこともあるし

当初は、上田攻めの短期決戦用に
構成されていたと思われる秀忠軍は

突然の家康の方針変更により、上田攻めを完了せぬまま、
関ケ原を目指しましたが、

道中、この時期特有の大雨によって
なかなか進軍できぬまま、
結局関ケ原の戦いには、間に合いませんでした。

結局、秀忠の大軍は、たいした戦果をあげることもないまま
【関ケ原の戦いは9月15日】

9月20日に大津に到着した秀忠は、戦勝祝いと
合戦遅参の弁明をすべく、家康に面会を求めたが
家康は『体調が悪い』といって面会しなかったとか。

が、これは、関ケ原の戦いがもっと長引くと考えられていたのですが
突如、三成方が大垣城をでて、野戦が開始されたので

秀忠が悪いというよりかは、間がわるかったとしか
いいようがないように思うのですが、どうでしょうか?

それに、もしあのまま上田攻めを実行していれば、
さすがの真田昌幸・信繁親子でも、相当苦戦を強いられたはずで
あのような結果とは、また違った結果に変わっていた
可能性もあるので、

秀忠はただただ運がなかったということでしょう。

家康としては、味方になってくれた諸将の手前
仕方なく、秀忠に冷たく当たるしかなかったと
思われます。

結果的にみれば、合戦に間に合わなかったのも事実ですが
当初から、真田攻めが主目的で
本来は、関ケ原の合戦があのように短期決戦で
終わると家康も予期していなかったと思われ
状況に応じて勝機を見逃さなかった家康側の勝利と言えますね。

無能な2代目として描かれることが多い徳川秀忠ですが
今回の真田丸で新たな人物像が描かれるような
気がします。

星野源さんの演技に注目したいと思います。
それでは、ここまで長文を
読んでいただい方には、感謝いたします。
感謝の印として私の投げキッスをどうぞ(笑)

チュチュ。チュチュ。

ウザイと思わないでね(笑)
ではでは。

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