前回なんとか、
安土城から脱出できたものの、

果たしては、明智光秀の兵に
見つからずに、信濃の真田の郷に、
無事帰還できるのでしょうか?

本日の放送まで、楽しみをとっておくとして
この松さんに、今回は焦点を当てたいと思います。

それでは、いきましょう!

小見出し

【小山田茂誠とこの松は、真田家の家族愛のシンボルマーク!?】

この松(木村佳乃)は、
真田信幸・信繁兄弟の姉と言われています。

なぜ、断言できないかというと、

実は、戦国時代だけでは
ないですが、
近世以前の女性の立場は、弱く

男社会だったので、
あまり女性に関する資料が、少ないからなのです。

なので、実際のところどのような女性だったのかも
はっきり判明しないのです。

ただ、松さんは、
旦那さんの小山田茂誠(おやまだしげまさ)に嫁いだことは
確かみたいで、

その結果、小山田茂誠は、
信幸の家臣として
真田家に仕えるようになり、

最終的には、次席家老として
真田家を支えるようになります。

このような、活躍ができたのも、さんの内助の功が
あったからかも、しれませんね。

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今現在、判明しているところでは、
永禄8年(1565)生まれで、弟の信幸信繁よりも
早く生まれ、真田昌幸の長女として誕生。

実際に弟・信繁からの姉・松(村松殿と呼ばれた)へ当てた
手紙が現存しているのですが

その手紙の内容から見るに、かなりお姉さんのことを
慕っていた様子がうかがえます。

旦那さんに嫁いだのは、
天正10年(1582)前後らしいので

ちょうど松が18歳ぐらいなので、
確かに、番組の内容にあるように
ラブラブだったのかもしれませんね(笑)

案外、その後、
信幸・信繁の真田一族が
結束して、仲がよかったのは、

この小山田・松夫妻
ラブラブがいいお手本になったからかも

なんちゃって!?

【真田信繁から小山田茂誠と松に当てた実際の手紙から読み取れることとは?】

肝心の今日の放送内容なのですが
実は、松が、明智の兵に見つかり

ついには………。そんな、バカな!!

という展開になります。
ここから、先は見てのお楽しみです(笑)

番組内容からは、まだまだ先になると思うのですが
真田信繁が、大坂冬の陣が、

講和により
休戦し、翌年の夏に
再び、合戦が開始されるまでのあいだに、

信繁は、この姉夫妻に当てて
手紙を書いています。

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慶長20年(1615)真田信繁から姉・松(村松殿)へ

『ちょうどそちらに参る者がいるということですので、
一筆申し上げます。

さてもさても今度は思いがけない次第で
戦争になり、私もこちらへ参りました。

気遣いが多いことを御推量ください。

ただし、
まずまずの結果に済みまして、私も死にませんでした。

直接お目にかかって、お話しをしたいものです。
明日には状況が変わるかどうかも分かりませんが、
何事もなく無事に過ごしております。

(姉上の子の)主膳之知殿にも、度々お会いしているのですが、
こちらも取り込んでおりまして、

落ち着いてお話しをうかがうことも
できずにいます。

こちらは、何事もありませんので、
御安心なさってください。

詳しく書き記したいのですが、
書状を届けてくれる者が
急いでおり、

立ったままで認めておりますので、急いで
書いております。
重ねて書状を送りたいと思っています。かしく。』

どうですか、信繁
その息子(当時松の旦那さん小山田茂誠と
その息子の之知が参戦)さんに対して、
すごく気をつかっているのがわかりますね。

お姉さんに心配かけまいとする、
とても思いやりのある
人物だったことがうかがえますね。

それと、文中にある
『気遣いが多いことを御推量ください』という文面。

ここから、読み取れることは、

当時の大坂方の味方が
とても、一枚岩では、なく、もちろん、

総大将は、豊臣秀頼なんでしょうけど

豊臣譜代の家臣たちや、
淀殿の意向を組んだ家臣たちや、

さらには
各地の浪人衆の人達と、
一体だれが主導権を握っているのか
わからない状況かで、

真田信繁も豊臣方との人間関係に
とても苦労していた様子が
うかがえますね。

そのような中でも
決してあきらめずに、

自分独自の父から受け継いだ
武田の戦術も含めて、

真田丸を築いて
徳川方をあっと言わせた戦いをしたのですから

もう少し、信繁に政治力があって
うまく、大坂方を自分の思うように
動かせていたなら
あのような結果には、
ならなかったのでは、ないのか?

と悔やまれるますが、
結果的には
日本人の心にいつまでも、残るきわめて高い
義という己の信じる道を貫いた男義が、

輝いたわけですから
よかったのでしょう。

それでは、本日のドラマを楽しみにしながら、
終わりたいと思います。

最後まで、読んでいただいた方に感謝いたしております。
ではでは。

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