久しぶりの更新です。(笑)
年末年始、みなさんお忙しく働いておられると思います。
明日、12月18日(日)の放送で、いよいよ今年の大河『真田丸』が
最終回を迎えます。
55分拡大版なので、最終回にふさわしいラストになること
間違いなしです。ぜひぜひ、ご覧になってくださいね!
信繁の言葉
『望みを捨てなかった者にのみ、道は開ける!!』
この言葉を胸に抱きながら
最後の最後まで、打倒徳川家康を最後まで
あきらめなかった男の人生をとくとご覧あれ!!
さて、すこし熱がこもってしまいましたが
今年もあと2週間足らずになりました。
みなさんの興味は来年の大河ドラマ
『おんな城主・直虎』に移っていると存じます。
主役は、井伊直虎という女性で
演じるのは、柴咲コウさんです。
もちろん、撮影のほうも順調に進んでいるわけですが
放送開始まで、1ヶ月を切ったこの段階で
とんでもないニュースが舞い込んできました!!
そのニュースとは
ご存じのかたもいるかも、しれませんが、
なんと、井伊直虎(いいなおとら)は女性ではなく
男性だったというニュースです。
これが、事実ならドラマの設定自体が
大きく変わる事態なので、
とても、無視できないニュースです。
今回は、このとんでもないニュースの解説を
お伝えできたらと思います。
それでは、いきましょう!
小見出し
【おんな城主ではなく、男城主だった!?】
来年の大河の主役は
井伊直虎。
ご存じないかたは、下記の記事をご覧くださいね。
⇩
井伊直虎ってどんな人?2017大河ドラマのキャスト陣とは?
このニュースの出どころは
なんと!彦根藩主初代の井伊直政の血を受け継ぐ
井伊家嫡流子孫であられる
『井伊達夫(いいたつお)』氏が発表。
井伊達夫氏は、1942年生まれで
若い頃から、井伊家の歴史や甲冑の研究をしてこられたかたで
今現在は、京都にある井伊美術館の館長で、
一族の秘宝を管理されているとのこと。
そんな、長年井伊家の歴史を研究なさってきて
ある疑問が生じたとか。
その疑問とは!?
井伊直虎が活躍した時代は
戦国時代、真っただ中。
隣国には、当時戦国大名として
もっとも勢力があった今川氏。
その周りには、徳川や武田、そして北条や織田と
大勢力に囲まれたたいへん厳しい時代。
『そんな戦で混乱した領内を出家した尼僧【女性】であった
次郎法師が、鎮めることができたのか?
次郎法師と直虎は、別人ではないのか?』
という疑問が生まれたそうです。
井伊達夫氏が、そんな疑問を抱きつつ
今回の発見につながった資料とは
達夫氏が、約50年前に地元の滋賀県彦根市内の小道具店で
購入した資料だそうです。
その資料の名は、『守安公書記・雑秘説写記(ざつひせつしゃき)』
という名の三冊の資料だそうで。
この資料は、1640年(寛永17年)、彦根藩の家老であった
木俣守安(きまたもりやす)が叔母たちから
聞き書きした内容を、子孫の木俣守貞(きまたもりさだ)なる人物が
書き写した資料です。
引用元: http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20161215/CK2016121502000082.htmlから引用
その資料の中に
【井伊谷が複数の武士による勝手な支配で静まらないため今川氏真が
家臣の新野左馬之助親矩(にいのさまのすけちかのり)、
大河ドラマでは
苅谷俊介(かりやしゅんすけ)さんが演じられる予定ですが、
そんな新野左馬之助親矩の甥(おい)で、同じ今川の家臣であった
関口越後守氏経(うじつね)の子を井伊谷の領主として
井伊次郎として治めさせた】
という記述を今年の八月末に見つけたそうです。
この資料から男の井伊次郎なる人物が、1563(永禄6年)から5年ぐらい
井伊谷を治めた可能性があるそうです。
もともと井伊直盛のひとり娘である次郎法師の資料が少ない上に
その次郎法師が、直虎を名乗ったのかどうかも
はっきりしなかったので、今回の資料の発見で
ますます、謎は深まるばかり。
あくまで、個人的な意見を述べさせていただくと
永禄3年(1560)織田信長の奇襲攻撃による桶狭間の戦いで
駿河・遠江・三河の大大名であった今川義元が戦死したのを
きっかけに、三河の松平元康【のちの徳川家康】が独立をはたし
突然領主を失った今川家を継いだ今川氏真は、混乱する領内を
まとめることが、できずに、永禄11年(1568)本拠地である駿河を
甲斐の武田信玄に占領されるという大混乱状態。
一時的に、井伊谷がある遠江は、家康が治めましたが
その後の信玄との戦いである三方ヶ原の戦いも起こるので
遠江の井伊谷は、今川から徳川、徳川から武田、武田からふたたび徳川と
永禄8年(1565)~天正3年(1575)約十年間、井伊虎松(のちの直政)かろうじて
生き延びていたことになる時代で
ある種、空白地帯で、誰が治めていたのか
わからない状態なので、なおさら井伊直虎が
女性だったのか、男性だったのか?
まったくわからない状態です。
古くは、古代の卑弥呼の時代、男達の争いを最終的に収めたのは
女性の卑弥呼の例があるように、今回の井伊谷をめぐる争いの時期を
乗り切ったのは、やはり女性の井伊直虎がおんな地頭として
活躍したというほうが、うまくおさまるような気がしています。
これは、あくまで、個人的な意見なので、
読者のみなさんも、いろいろ思いを馳せて空想してくださいね!
【大河ドラマの脚本に影響が出るのかどうか?】
さて、仮にもし井伊直虎が男性だった場合、はたして
大河ドラマにどのような影響がでるのでしょうか?
すでに女性として脚本が書かれていますし、
あくまで、ドラマなので
実際の史実が、男性だとわかったとしても
脚本には、影響がでないのでは
と感じています。
制作側としては今回の騒動で、逆に関心を集めて
さらなる視聴者が増えることを
期待したりもしていると思います。
もともと謎だらけの人物で、あるわけですから
ある種、どのような設定であったとしても
誰にも異議がとなえられないので
ここは、脚本家の森下佳子が
どのように描くのか
とても楽しみですね。
おもしろい意見としては、本当は男性だったけれども
男性だったら、戦(いくさ)に出ないとダメなので
あえて、女性に扮して敵を欺いていたとか!?
とにかく、この時代は、どんな手段を使おうが
生き延びたほうが勝ちなわけですから。
まだ、もう少し放送開始まで
時間があるので、それまでは、
台本を元に書かれた
『おんな城主・直虎』をじっくり読書したいと
思います。ではでは。
上記の本にかんしてはこちら
下記のリンクの記事内にある【原作はないのですが、台本を元に構成された本が発売されました!】をご覧になってくださいね。
➡来年の大河ドラマ『おんな城主 直虎』は、原作があるのか?