今年の大河ドラマ『真田丸』がいよいよ終盤を迎えつつありますね。
最後まで、見逃せないので、必ず録画予約してくださいね。
ちなみに、私はNHKのオンデマンドを契約しているので
見忘れても心配ないので、興味がある方は、
下記をご覧くださいね。
↓
『NHKオンデマンド』
さて、日々どんどん寒くなりますが
気になるのが、来年の大河『おんな城主 直虎』。
おんな城主というフレーズを聞いて
かなり興味が湧いている次第ですが、
主人公の名は、井伊直虎(いいなおとら)。
名前だけを見れば、とても女性には見えませんよね。(笑)
現時点でわかっている
来年の大河ドラマのキャスト陣や
主役の井伊直虎について、シェアできたらと思います。
それでは、いきましょう!
小見出し
【井伊直虎って強いの?】
まず、『井伊直虎って誰?』と思う人が
ほとんどだと思います。
なので、早速ネット検索で調べると
とてもきれいな美人女性の画像が出てきてビックリ!
その画像は、アクションゲームの『戦国無双』というゲームに
出てくるキャラクターの画像でした。
ゲーム好きの方なら、井伊直虎の名を知っているかもしれませんね。
ちなみに、私はゲームをしないので
井伊直虎の名は、つい最近まで知りませんでした。
ただ、井伊と言えば徳川家康の部下で四天王と言われた『井伊直政』【いいなおまさ】や幕末の桜田門外の変で、殺された『井伊直弼』【いいなおすけ】の名前が、
頭に浮かんできます。
上記の2人が、活躍できたのも、この井伊直虎が、井伊家断絶のピンチを救わければ
活躍できなかったとわかり、井伊家にとって、とても重要な人物とわかりました。
しかも、それが女性だったというのも、驚きですよね。
この井伊直虎という人物を早速調べてみると
ほとんど資料がなく、生まれた年もわからないし、
謎だらけの女性なのです。
今年の大河でもそうなのですが
日本の戦国時代に生きた女性の資料は、ほとんどなく完全な男社会だったので
例えば、今年の大河ですと、主人公の名は、真田信繁。
しかし、ドラマの中では、信繁ではなく、『源二郎』【げんじろう】や『左衛門佐』【さえもんのすけ】という当時呼ばれていた通称で呼ばれています。
一方、直虎の通称名は、『次郎法師』【じろうほうし】であだ名は、『女地頭』【おんなじとう】
これは、あきらかに男の名であり、女性であったのであれば、女性らしい通称名が
あっただろうと思われますが、現代には伝わっていません。
あきらかに、女性を隠すために、わざとこのような名をつけたのでしょう。
しかも、歴代の井伊家の家系譜には、井伊直虎の名は記載されておらず、まるで
存在していなかったようなことに……
井伊家の歴史にとっては一番苦しい暗黒の時代だったうえに、それを女性が頭領として救ったという事実を隠したかったのでしょうか?
ですが、女性である直虎が、命がけで井伊家を守ったからこそ、その後の井伊家が活躍できたのは、事実。もっともっと評価されてもいいのかもしれませんね。
来年の大河ドラマで56作目。
これからもNHK大河ドラマには、まだ世に知られていない貴重な人物を取り上げて欲しいと思います。個人的には、戦国武将の『島津義弘』【しまづよしひろ】とか
他にもまだまだ、知られていない人物がいると思うので。
さて、この井伊直虎は、実際に合戦に参加したのかどうか?その武勇を伝える資料も
ないので、強かったのかどうかは、わかりません。ただ、女でありながら頭領として
井伊家を引っ張っていくだけの強い意志の持ち主であったことだけは、間違いなさそうですね。
この井伊直虎の役を演じる、柴咲コウさんの演技にとても期待しております。
【2017大河ドラマのキャスト陣とは?】
来年の大河の主人公は
『井伊直虎(いいなおとら)』
★柴咲コウさん
その主人公の家族や家来等の脇役もベテラン俳優さんがずらり。
来年の大河もワクワクドキドキですね。(笑)
それでは、ご紹介しますね。
まずは、主人公の家族から。
直虎の父
『井伊直盛(いいなおもり)』
★杉本哲太さん
直虎の母
『千賀(ちか)』
★財前直見さん
直虎の曽祖父
『井伊直平(いいなおひら)』
★前田吟さん
直虎の大叔父
『南渓和尚(なんけいおしょう)』
★小林薫さん
直虎の婚約者
『井伊直親(いいなおちか)』
★三浦春馬さん
直親の妻
『しの』
★貫地谷しほりさん
井伊家筆頭家老
『小野政次(おのまさつぐ)』
★高橋一生さん
盗賊団の頭(かしら)
『龍雲丸(りゅううんまる)』
★※柳楽優弥さん
豪商
『瀬戸方久(せとほうきゅう)』
★ムロツヨシさん
◆ふるさと井伊谷の人々
直親の父
『井伊直満(いいなおみつ)』
★宇梶剛士さん
小野政次の父
『小野政直(おのまさなお)』
★吹越満さん
千賀の兄
『新野佐馬介(にいのさまのすけ)』
★苅谷俊介さん
井伊家の重臣
『奥山朝利(おくやまともとし)』
★でんでんさん
井伊家の重臣
『中野直由(なかのなおよし)』
★筧利夫さん
◆語り
中村梅雀(なかむらばいじゃく)さん
◆主要役柄
井伊直親の嫡男
『虎松(とらまつ)/井伊直政(いいなおまさ)』
★※菅田将暉さん
今川家の人質
『竹千代(たけちよ)/徳川家康(とくがわいえやす)』
★阿部サダオさん
家康の正室
『瀬名(せな)/築山殿(つきやまどの)』
★※菜々緒さん
海道一の弓取り
『今川義元(いまがわよしもと)』
★春風亭昇太さん
今川義元の嫡男
『今川氏真(いまがわうじざね)』
★尾上松也さん
今川義元の母
『寿桂尼(じゅけいに)』
★浅丘ルリ子さん
★新たに発表された出演者の皆さん
菩提寺(ぼだいじ)の僧
『傑山(けつざん)』
★※市原隼人さん
菩提寺(ぼだいじ)の僧
『昊天(こうてん)』
★※小松和重さん
小野政次の弟
『小野玄蕃(おのげんば)』
★※井上芳雄さん
瀬名(せな)の母
『佐名(さな)』
★※花總まりさん
謎の山伏(やまぶし)
『松下常慶(まつしたじょうけい)』
★※和田正人さん
信濃(しなの)から来た少女
『高瀬(たかせ)』
★※髙橋ひかるさん
ざっとご紹介させていただきましたが
ベテラン俳優さんから、大河初出演(※)の方までいろんな方がおられて
キャスト陣をみただけで、今からとても楽しみですね。(笑)
【新たな出演者が決まったのでお知らせ!!】
新たな出演者が決定されたので
お知らせいたしますね!
★なつ(『しの』の妹)
山口紗弥加さん
★あやめ(『新野左馬助の娘』)
光浦靖子さん
注・メガネを外されているので、まるで別人の様です(笑)
★奥山六左衛門(井伊家の重臣)
田中美央さん
★中野直之【なかのなおゆき】 (井伊家の重臣)
矢本悠馬さん
★井伊虎松【いいとらまつ】 (井伊直親の嫡男)
寺田心さん
2016-11-16日発表
【徳川幕府を支えた井伊家とは?】
さて、謎だらけの井伊直虎ですが、女性でありながら男として生きねばならなかった
のはなぜなのか?
それは、遠江国生まれの井伊氏と隣国駿河で発展した今川氏との壮絶な戦いの歴史を
視なければなりません。
まずは、井伊氏の本拠地である遠江国井伊谷の場所ですが
こちらになります。
↓
浜松市の少し北側に位置する山あいが本拠地になります。
井伊氏の初代は、井伊共保(いいともやす)という人物になります。
初代の共保は、どうやって生まれたか?いろいろ諸説あるそうですが
一説によると、井伊谷にある八幡宮(渭伊神社)の神主(かんぬし)が、
寛弘7年(1010)の元旦の朝、御手洗の井戸の中に、あろうことか
今生まれたばかりとおぼしき男の子を発見!!
その容貌はとても美しく立派で瞳は明るく輝いていたそうな。
神主は、不思議に思いながらもその子を抱いて家に帰ったとか。
ちょうどその頃、井伊谷近郊の志津城を居城にしていた公家の藤原共資(ふじわらともすけ)は、井伊谷に井戸から生まれた眉目秀麗(びもくしゅうれい)かつ聡明な男の子がいるという噂を聞きつけ、共資には女の子はいましたが、男の子がいなかったので、その男の子を、もらってきて育てることにしました。
立派な男子に育ったその男の子に『共保(ともやす)』と名付けて、一人娘と結婚させて家督をゆずったそうです。
まるで、日本昔ばなしにでてくるような、うそのような本当のような話ですが、
この共保が井伊氏の初代で、連綿と井伊谷を本拠に発展していきます。
共保は、寛治7年(1093)に亡くなったので、享年84歳と当時としては、たいへん長生きをし、井伊氏発展の基礎をきづきました。
かたや、今川氏の始祖は、今川国氏(いまがわくにうじ)。国氏からさかのぼれば、室町幕府を興した足利尊氏と同じ始祖につながる名門中の名門。
国氏から数えて3代目の今川範国(いまがわのりくに)の時に、遠江と駿河の守護職を拝命。その後、戦国大名へと発展していきます。
この今川範国(いまがわのりくに)が、井伊谷に攻め込んだのが建武4年(1337)7月。
時は南北朝時代。今川氏は、北朝方につき、井伊氏は、南朝方につきました。
遠江の井伊谷をめぐって井伊氏と今川氏は、この後、約235年に渡って争うことになります。
井伊氏が今川氏と争うことになった経緯の原点がここにあったことを踏まえながら
『おんな城主・直虎』を見ていただけたらなと思います。
ではでは。