第3回目で、
登場した『梅』と『きり』
この二人の関係は、ドラマでは
幼なじみという関係だし、
さらには、
『きり』と真田信繁との関係も
幼なじみというよりかは、
兄妹のように親しい間柄ですよね。
ですが、これは、
結構史実に忠実
どうりの設定になっているのです。
それでは、
今回は、『きり』さんを取り上げたいと思います。
では、いきましょう!
小見出し
【長澤まさみさんが演じる『きり』こそ真田丸の案内人!?】
第3回目の放送を見て、感じたのは
『ん!』
『きり』を演じておられる
長澤まさみさんのセリフだけが
なぜか、現代風なしゃべりかたで、
すっとこちらによく
伝わってきますよね!
確かに今風の話し方なので、
聞き取りやすいですが
でも、
ドラマの時代設定は、戦国時代。
他の役者さんの話し方は、
『心得てござる』とか『ごめん!』とか
みたいな言葉の端々(はしばし)は、
戦国風な言葉だけに
すごく目立ちますよね。
でも、これ、
三谷さんの演出なんですよ!
じつは、今時代劇もののドラマって
ほとんどないですよね。
唯一残っていた
水戸黄門などの番組も無くなったし
時代劇をみることは、
少なくなっている
状況です。
この大河ドラマを放送している
NHKは比較的まだ、時代劇はありますが
民放では、皆無です。
そのためか、
今の若い人は
時代劇をみる機会がないので
昔風の話し方の時代劇は、
すっと頭に入ってこない
から、
つい敬遠する傾向があります。
なので、
今回の脚本を担当されている三谷さんは、
この『きり』役を演じておられる
長澤まさみさんを
入り口として、
大河ドラマに興味をもってもらえれば
との思いから、
このような設定になったそうです。
なので、若い方ほど、
『きり』に要注目です。
長澤まさみさんのインタビュー記事はこちら
➡『きり』を演じられている長澤まさみさん
別に、若くなくても
『きり』さんのかわいさ目当てで
見てもらっても大丈夫ですよ(笑)
今後どのように『きり』さんが
信繁と共に成長していくのか、
みなさんと
共に見守りたいと思っています。
【『きり』の父高梨内記は、真田父子に最後まで仕えた忠臣】
この『きり』の父が高梨内記になります。
中原丈雄さんが熱演されてますよね。
この高梨内記は、
真田家の重臣なんですが
この高梨内記の妻が、
真田信繁の乳母を務めたそうで
乳母(うば)!?
乳母というのは、
母親に代わって、子に乳をやり、
また育てる人のこと
になります。
昔は、高貴、
つまり身分の高い人は、
自分で子育てしないので
このように、
乳母(うば)や守り役(もりやく)みたいな
人を任命して、
任す重要な役目なんですね。
でも、
これって血はつながっていなくても
そんな小さな赤子から育てられたら、
乳母のほうが
完全に母親になるわけで、
今の時代から考えると
当時の高貴な人は、
どのような気持ちだったんでしょうね?
あ、話がそれましたが、
なので、
この高梨内記の娘の『きり』
と信繁は、
乳母子(めのとご)になるので、
これは、
もう兄妹以外のなにものでもないですよね。
そのように史実とドラマで
忠実に再現できるところは
ちゃんと描くと三谷さんは、
おっしゃっているとおり
実行されているので、感心いたしました。
偉そうなこと言って申し訳ないんですが
とにかく、
三谷幸喜作品が批判される
そんなバカなというシーンも
出てくるかもしれませんが、
これは、あくまで
想像するしかわからないからこそ、
面白いのであって
あまり、
型ぐるしい教科書みたいな作品ではなく
『目線を下げた歴史ドラマ』にすると
三谷さんがおっしゃっているので、
気楽に、ひょっとしたら
あったかもと見るほうが、
より楽しめるので
みなさんも、
想像を膨らませてみていただけたらと思います。
高梨内記は、史実では、
信繁の父、昌幸が亡くなったのちも
最後まで付き従い、
大坂の陣で共に戦死しています。
そして、娘の
『きり』さんも参戦したみたいなことも
書かれていたりするのですが、
これがどうも
よくわからないのが、現状です。
なので、今回、
三谷さんが『きり』さんをどのように
成長させて、
今後信繁とどのような関わりを持たせるのか
楽しみにしております。
今回のドラマでは『梅』と『きり』のバトルもありますが
信繁には、正室(本妻)と言われた人がいるのですが
知りたくないですか?
知りたい方はこちら
真田丸では、正室の竹林院のキャストはないのか?
第1回目の放送から大絶賛の役者さんは
こちら➡真田丸で武田勝頼役を演じた俳優・平岳大さんとは